Lotus bird yoga

~ ヨガインストラクター寿香(Hisaka) どこまでも寿ぐ日々へ ~

【 あの日の記憶のために。】






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心にいたみ持つ人々の中に
たのしく
心いたみなく 住まんかな

心いたみ 嘆く人々の中に
つゆ心いたみなく
住まんかな

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今日は、いつもお越し下さるIさまのレッスン。





昨日の311はどのように過ごされたかお伺いすると、

あの日の映像を見ては、辛い気持ちを思い出してしまったとのこと。





東京で地震を経験し、

すぐに日常が押し寄せて来た中で、

大事な感情をしまい込んだままの方が、

なんと多いことでしょう。



今日も、奥底にしまった恐怖感や悲しみを、

祈りに変え、

微笑みに変え、

ヨガを行いました。



今日、Iさまと行った瞑想をシェアします。


もしよければ、ゆっくり行ってみてください。

自分の形に変えてもかまいません。



姿勢は座骨を安定させ、緩やかに背骨を伸ばし、

穏やかに呼吸を整えてから入ります。





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自分の内側を、頭の先からゆっくりと、青い光で満たしていきます。






尾てい骨の内側から、背骨の内側をなぞるように、

光の柱を通していきましょう。







腰、背中、首のカーブ、頭のカーブを通って、眉間へ。



まずは眉間に強い光を集めます。

眩しいくらいに光を感じたら、

それを胸までおろしてきましょう。







胸の真ん中が、暖かさを感じるくらいに光を強くします。















さぁ、あの日、とても怖い思いをし、よく頑張った自分に、

胸の光を放って包んであげましょう。







その周囲にいた人々にも、胸の光を届けます。





東京中に、

関東に、

東北に、

日本中に。



夜明けの一条の光のように、

胸から放たれた光がさーっと伸びて行くのをイメージします。





光に包まれた、あの日の自分。





暖かい風を感じてふと顔を上げ、

少し、微笑んでいるのをイメージします。






周囲の人々も、

遠い被災地の人々も、

光の気配を感じ、

空を見上げ、

ふと微笑んでいるのをイメージします。







微笑んでいる彼らを見て、

思わず私も微笑んでいます。







胸が熱いほど、暖かくなっているのを感じて。







そして、胸から放たれた光が、

淡い桃色に変わり、

やがて桜の花びらが舞うように、

胸から花びらが次々に舞い上がって行くのをイメージします。















あの日の自分の足下に。

被災したと遠い人々の肩や頬に。







風に乗って日本中に花びらが届き、

やがてピンクの花びらの風になって、

地球を幾重にも包んで行きます。






彼らが微笑んでいます。

それを見て、私も思わず微笑んでいます。




微笑みが続く限り、

胸からはこんこんと愛に満ちた花びらが溢れ、

尽きること無く、

世界を包みます。







胸が熱いくらいに暖かいのを感じて。








花びらに触れた人々が微笑んでいるのをイメージして。


そして、それを見ている私もまた、微笑んでいます。







その微笑みのまま、



花びらを溢れさせながら、



ヨガをしていきましょう。







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大事なことは、


悲しい思いを抱えたままではなく。




自分の中で、微笑みを満たしてから、


ヨガのアーサナを行ってみてください。





スシュムナーにエネルギーを通し、


それを維持し、保持するためにも、




自分で自分に微笑みかけてあげてください。



「 怖かったね 」



「 よくがんばったね 」



「 大丈夫。」



「 もう、大丈夫 




置き去りにした自分の感情は、


微細なシグナルを放ち、


やがてそれは身体に大きな不調をもたらします。





よくがんばった。



自分の身体に、語りかけてあげてください。





あの大きな揺れを経験し、


誰も、傷つかなかった人などいないのです。




もっと傷ついている人たちのために、踏ん張った自分。



よくがんばったと、


抱きしめて上げてください。




1年。



一人一人、みんな本当によくがんばりました。




内側の自分と、


手をつないで、


ヨガをしてみてください。





愛をこめて。