【 変性意識 〜 ルン・ルの会 ②】
目覚めた後、質疑応答の時間。
先生は、『自ら発するのは不得手』とおっしゃって、
質問を皆からつのり、じんわりと応えていく。
もうこのときには、
私はすっかり、
このおじいちゃん先生に魅せられていました。
なんか・・・
お地蔵さんみたい・・
かわいい・・。
質問事項は、
・怒りを抑えられず、人間関係が悪くなる
・アトピーはどうしたら治るか
・CDと生の声で差は生まれるか
・オススメの瞑想法はあるか
・寝なかったのだが、緩んでいなかったのでしょうか
怒りを抑えられない、人間関係がギクシャクするという方には、
目だけが映る小さな鏡を使って、
自分がほれぼれするような目をしてごらん。
自分自身が、「ああ、いい瞳だ」とほれぼれするような。
そして、その目を、他者に向けてごらん、と。
アトピーのお話では、
アトピーとは、肌の乾燥である、
なにゆえ肌が乾燥するのか。
水分ではない、脂質である、と。
腸内細菌のお話から、
良質な脂質、タンパク質、オリゴ糖を摂るように心がけなさい、とのこと。
瞑想の質問には、
「釈迦はいいました、自分で考えなさい」
たくさん瞑想法があるが、
自分自身で、「なぜ自分はこのような人間なのか」
ひたすらひたすら、自分に問い続けて行きなさい。
瞑想とは、目を瞑(つぶ)って想じる、と書く。
目を瞑って考え事をしているとき、それは瞑想なのだ、
主婦が夕餉の献立を考える時も、
小学生が算数の問題に考え込む時も、
それも瞑想だ、と先生は微笑む。
そして、私が参りました、と感じたのが、
「寝なかったのだが、緩んでいなかったのでしょうか」という問答。
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この会に来たら、「眠ってしまう」という話が広がっていますがね、
そもそも寝ても寝なくても、どちらでもいいんです。
この場にいること、それだけでいい。
なぜなら、
ルンルの会は、本当は、
最初の5分で終わっていたからです。
その5分で、「あぁ、素晴らしかったです」と、
喜んでくれる人はいない。
そのあとの声に出す時間は、いわばおまけです。
眠ってないと思っていても、眠っている人もいるし、
眠ったと思っていても、眠っていない人もいる。
だから、眠っても眠らなくてもどちらでもいい。
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ナントぉー!Σ(゚д゚ノ;)ノ━━━!!
私は、その瞬間、
雷が打たれたような衝撃を受け。
「あぁ、この方、本当にすごいわ」と、
ただただ、心の中で参りました万歳、しました。
そうです・・
あの結界を張ってるような、
無音のような、
でも何かを唱えているような、
角かどで立って、ゾクゾクした圧を感じたアレ。
あれが、そうだったのですよ・・。
そういわれたら、
いぃ〜えぇ〜と唱えながら歩いていらっしゃるとき、
最初のようなゾクゾクする圧はなくて。
でも不思議な響きで、
何かチューニングされた状態で言葉が発せられているような感じ。
種類が違った感覚・・
あぁ、そういうことか・・と。
このおじいちゃん・・すごいな!!!(失礼ですけど)
本当に、その瞬間、体感できてよかったなと思いました。
緩む。
ただそれだけでいい。
そのことを30年以上、
この手法で伝え続けていらっしゃることのすごさが、
じわじわと伝わってきました。
会が終わり、
先生に御礼を伝えて、ハグして、帰宅。
で、翌日、
買いました。
書棚に戻した、あの本です(笑)
そこには、あの会に参加したからこそ、
ようやっと本の伝えたいことが理解できました。
付属のCDも、あそこに参加してなかったら、
なかなか本質が理解しがたかったと思います。
(続く)