お腹の太陽に捧げて 〜 七草粥 〜
1月7日は、
無病息災や、疲れた胃腸を整えるために、
七草粥を食べる・・という風習がありますね。
すずな、すずしろ、これぞ七草。
幼い頃、七草粥を食べる前に、
必ず『春の七草はなにか?』と問われ、
七草をお経のように唱えてからでないと食べ始められず(笑)
大人になっても、
七草を一通り呟いてからでないと、落ち着かなくなりました。
私はすずしろと呼ばれる小さな大根を切るのが好きです。
薄く切っても、 シャリシャリしている食感がカワイイのです。
胃を労ることは、
そのまま『自分』をいたわることに繋がります。
第3のチャクラ、マニプーラ・チャクラは、
肝臓、胆嚢、脾臓、胃、腎臓、消化器系を司り、
『私が私である』ための自信を宿す場所になります。
自分を信じられない、
自分には価値がない、
落ち込んだり、弱ったりすると、
食べ物を受け付けなくなったり、
反対に食べ物を貪ったりします。
胃の声を聴く。
自分の消化の炎の音に、耳を澄ませてみましょう。
私たちは、ついうっかり、勘違いしてしまいます。
口から取り入れた食物は、
胃が消化してくれますが、
まるで『噛み砕いて』くれるような錯覚に陥ります。
体が一番エネルギーを使うのは、
食べたモノを消化し、
中和し、
吸収する作業です。
燃えるからといって、
焼却炉に湿ったものや燃えにくいものをどんどん放り込むと、
うまく燃えず、有毒なガスが発生したりします。
同じことが、身体の中でも起きています。
お腹の太陽は、どんな風に燃えていますか。
自分の身体を大切なものとして扱い、
供物として、
自分自身に食べ物を捧げてみましょう。
他の生命を頂いて、食べ物が食べられるありがたさと、
自分自身の生命が神聖であると噛み締めるありがたさ。
本当は、2つあるのだと思います。
きっと昔から、
一口ずつ、
そうやって食べ物を頂いていたのだと思います。
お腹の奥で輝く太陽に、
捧げるようにして、食べ物を運んでみてくださいね。