Lotus bird yoga

~ ヨガインストラクター寿香(Hisaka) どこまでも寿ぐ日々へ ~

【 ありがとう。ありがとう。】



別れの季節、3月。


約3年半のご縁を頂いたYoga studio Gllowを、

3月で卒業いたしました。


急な流れであったため、告知期間も短く、

まだご存じない生徒さんも多くいらっしゃり。


寂しい思いをおかけした皆様には、

本当に心苦しく思っております。



今回の卒業は、


『ヨガの神様の思し召し』



そう感じずにはおられません。


私がヨガに携わる人間として、さらに成長するための、

本当の意味で『手放す』という稀有な学びの機会を頂きました。



予約がいっぱいで、

レッスンにご参加いただけなかった皆様へのラブレターとして、

最後のレッスンのお話を。


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最後のレッスンはどんなふうにしよう。

どんなテーマで、どんなアーサナがいいか・・

色々と考えていたのですが。



『今の私』にできる話をしよう、と思いました。

どんなにハードなヨガよりも難しいヨガ。




『怖れ』の話です。

『怖れと扁桃核』。



ヨガのレッスンで、いきなりヘッドスタンドします!なんて言われたら。

もしくは、苦手なアーサナ、やったことのないアーサナをするとき。



脳の奥の奥にある、原始的な部分『扁桃核』が、

『快と不快』

『好きと嫌い』

『敵か味方か』


即座に判断し、

『不快』で『嫌い』と判断すると、

脳が緊急状態になり、身体に影響を及ぼします。




その根っこにあるのが、『怖れ』。



生きるか死ぬか、判断するために必要な機能です。


けれど、この『怖れ』の基準を作る扁桃核は、

かなり幼い段階で構築されていき。



すぐ隣にある海馬が記憶をラベリングして、

怖れとセットにしていきます。



すっかり大人になった私たちに、

小さなときの『怖れ』の基準が、がっちり埋め込まれています。





何に怖れているのか。





今回、私の場合、

『ヨガインストラクターとしての私が失われるのではないか』

そんな怖れがあることに直面しました。





アイデンティティの崩壊を招きかねない事態が起きると、

人は根っこの怖れを隠すように、

怒りや悲しみで応戦しようとします。





けれど、そこで応戦していると、何も解決しないのですね。


なぜなら脳はずっと、『怖れ』のままで、

怒りや悲しみは、

扁桃核からの指令で脳が緊急事態に陥っている状態、

『逃走か闘争』のホルモンが分泌されます。





『快と不快』なら、ずっと『不快』のままで、

『好きと嫌い』なら、『嫌い』のままで。





いつもレッスンでお話ししている、

右と左の脈管、『Ha(ハ)』と『Tha(タ)』なのですね。



怒りや嫌悪感、批判的な気持ち。

自分への不安からくる、嫉妬や執着。



そのどちらでもない、

真ん中、スシュムナーに、エネルギーを通す。

愛に満ちた脈管ですね。



そのためには、何をすればいいか。

すんごい怒っているときに、愛って言われても!となりますよね。



『感動する』


感動するんです。



『怖れ』や危機的意識を司る『扁桃核』には、もう一つの作用があります。

『感動』し、『仲間意識、共同体』を作る作用です。


『怖れ』を感じる部分は、

『感動』を感じる部分でもあるのです。


すごいことですよね!


線路が二つに分岐し、



一つは、『怖れ』

一つは、『感動』



その線路は、また、意識すればすぐに一つになります。


『怖れ』線路に電車が走ると、どんどん加速し通勤快速に。

側坐核視床下部を引きつれて、

やる気はなくなるわ、

憎しみは芽生えるわ、

呼吸は低下して身体はどんどんストレスが溜まっていく・・。




でも大丈夫。




すぐ隣に、『感動する』線路があります。


桜が綺麗だなと感じる、とか。

映画を見て泣く、とか。


そして、ヨガをしているときは、

自分の身体の中に広がる、もう一つの世界をイメージしてみます。




美しい自然が広がり、

小鳥や象や、あらゆる生き物が生きていて。

自分の好きな人も、

かつて嫌いだった人も、

みーんなみんな、自分の内側で笑って、幸せそうに生きてる。




その調和を乱さぬよう、

その調和をひたすら味わって、

ヨガのアーサナをしていくのです。




すごく美しい。




そして、何に『怖れ』ているか、見つけられたら。

ここからが・・・すっごい秘密のポイントです。



『助けて』って言う。


・・・・1番言いたくない人に!です。


うふふふふふふふ。


助けて、と言ったら、

ちゃんと手助けを受け取る、んですよ。


助けてと言っただけではダメなのです。

受け取る。ちゃんと。助けを。



誰かから助けてもらえる、価値ある自分なんですから。



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こんなお話をしながら、

皆さんで、内なる世界の調和を乱さぬよう、

ダウンドックしたり、

タダアーサナでどこまでも見晴らしのよい場所に立ったりしました。




素晴らしい時間。



この私の感じている世界を、

一緒に味わってくださり、本当にありがとうございます。




そして、

たくさんの花束や、贈り物や、お手紙を頂戴し。

gllowでヨガをさせて頂けて、本当に本当によかったなぁと感じました。



先日亡くなった愛鳥のクッキーを頂いたときは、その場で号泣してしまいました。



私は、ヨガを通して、

皆さんと、肋骨や仙骨や頸椎の話をするのがすごく好き。

今度は、それを自分で発信する。


『こうでもしないと、あなた自分でやらないでしょう?』

ヨガの神様から背中を押されたように感じます。



本当に、本当に、ありがとうございます。


たくさんの、愛と感謝をこめて。


寿香 拝


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 たまプラーザの皆様




二子玉川の皆様




後光がさしてます、うふふ。
Iさん、上手に撮ってくださりありがとう。



内なる調和を乱さぬよう、
丁寧にダウンドック。
皆さん、本当に、美しい。






たくさんのお花やギフト。
ラッピングも美しくて、そのまま活けてみました。

かわいいポーチや、小鳥のてぬぐいや、素敵なハンドタオルや、
ドイツのお茶や、インドの石けんや。


ここに乗り切らなかったギフトたち。



リモネクッキー!
そっくりすぎて泣きました!



  『ボクにそっくり♡うふふ♡』





素敵なお茶と、素敵な水筒。






優しいピアス。最後のレッスンでつけました。ありがとう。




たくさんの寄せ書き。

胸がいっぱい。





みなさん、本当にありがとう。

大好きです。